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AppleとSteve Jobs氏を考える [社会]

2011年10月5日、Apple創始者の一人Steve Jobs氏が逝去。ご冥福を祈ります。

氏の死亡のニュースは世界を駆け巡り、Jobs氏の功績について大々的に報道されているので、ご覧になられた方々も多いと思います。
さて、ここで今まで書いてきたチームの観点からAppleを考えてみよう。

 Apple(当時はApple Computer)はJobs氏とStephen Gary Wozniak氏が始めた会社である。その後Wozniak氏はAppleを去り、事実上Jobs氏の会社となる。Jobs氏は設立当時から非凡な才能を発揮した。Appleをチームと捕らえると、「カリスマ主導」によるチームだ。企業規模が大きくなってもその体制は変わらない。事実、80年代にJobs氏が追放され、John Sculley体制になると数多くのMacintoshが発売されたが輝きを失った。その時代のAppleのEngineerの能力が低いわけでも、製品に対する愛着が消失したからでもない。あるとき、AppleのEngineerに「AppleのPCは・・・」と話したら「俺達はPCなんてダサいものは作っていない。俺達が作っているのはMacだ」とたしなめられたくらいだ。
 その後、業績は低迷し、Jobs氏がAppleに復帰してから業績を回復することになる。
つまり、チームとしては「カリスマ主導」なのだ。チームとしての効率も良く、スピードも速い。「お客様は神様です」なんて間抜けなことを言って、素人の消費者に「何が欲しいですか?」とマーケティングをして平凡な製品を作るのではなく、「Personal computer (Dynabook) とはこういうものだ!」という製品を世に出してきたのだ。「音楽を楽しむ方法はいくらでもある!これがその一つだ!」という仕組みを作ってみせた。これらは、彼に賛同した多くの人たちの努力によって成し得たものだが、彼らはJobsがいたからと言う。ここにチームワーク、即ちカリスマ・リーダーとの信頼関係が構築されていたのだ。

 さて、今後のAppleはどうなるのだろう?製品としてはiPadで一つの区切りがついた感がある。次の製品はネットワーク・サービス、俗な言い方をするとクラウドだと思う。今までJobs氏と働いた人達はTimothy D. Cook氏にJobs氏の代わりを求めるかもしれないが、それは無理だ。また、Cook氏もそんなことをしようとは考えていないと思う。Appleが生き残るためには、役割分担をし、サービスに軸足を移すことだろう。

番外編 長友佑都「日本男児」 [部活]

サッカー日本代表長友佑都の本「日本男児」を書店で見かけた。
興味は無かったが、帯に著者の印税は東日本大震災の義捐金に寄付とあったので購入。
読み始めたら、最後まで一気に読んでしまった。

インテルで活躍している長友はもちろんすごいが、登場する人々が魅力的。

今まで、くじけそうになった時に読む本は北島明治大学ラグビー部監督の「前へ」だったが、これからはこの本も加わる。

立ち上がれ! FUKUSHIMA DAIICHI [社会]

厚生労働省は2011年4月27日、通常時は年間50ミリシーベルトと定めている原発作業員の被ばく線量の上限を当面の間、撤廃する方針を固めた。
http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJP2011042701001116
厚生労働省は、今まで仕事をしていなかったのだ!

年金の不祥事も厚生労働省だし、厚生労働省は馬鹿の集団だ。

以前、「チームワークとは何かを考えろ!」で書いた、アホチームそのものだ。

この状態を打破するために、原発関連従事者はストライキをしよう!
要求は、被ばく量上限撤廃に関係した厚生労働省の役人、特に課長以上全員の懲戒免職と厚生労働大臣の罷免。それと内閣の総辞職。期限は一ヶ月以内。期限までに要求が受け入れられない場合は無期限のストに突入するのだ。
馬鹿役人をこのまま放置すると、本当に馬鹿役人どもに殺されてしまう。

今、この日本を救えるのは原発関連従業員だけだ!

だいじょうぶか?日本 [社会]

震災の被害者の皆様にお見舞い申し上げます。

今回の震災では、余計な原発問題まで発生してしいました。想定以上の地震にもかかわらず、原子炉を停止できたことは驚異です。ですが、その後の対応がまず過ぎる。津波で電源を消失した時点で、原子炉の復元はできないことは明らか。取るべき行動は、廃炉覚悟で冷却しかあり得ない。これは想像ですが、「いままでにいくらつぎ込んだと思っているんだ!反対運動を封じ込めるのにどれだけかかったと思っているんだ!廃炉なんてあり得ないだろう!」という恫喝。それによって「正しい選択」ではなく、あてのない電源回復という「たやすい選択」をしたのだと思います。その結果、事態は悪化。放射線量も増加している中、海水注入をせざるを得なくなって、更に困難な状況に。

更に驚くべきは、放射線量の増加に対する政府、行政、東電の対応。
  ・ 作業員の被曝量が規定を超えそうなので、上限を引き上げる
  ・ 水・食物の放射性物質の規制の緩和
あり得ないでしょう、この選択は。
今までにも書きましたが、窮地に陥った場合の鉄則は特別な事をするのではなく、平常の状態に立ち返る事。規定や規制、標準作業を守ることだ!
上記の対応は、作業員・国民の安全という「正しい選択」でなく、政府・東電の陳腐なメンツ維持という「たやすい選択」だ。
世論も、「原発で一生懸命作業しているのだから、今は批判とかする時期でない」とアホな洗脳をしている。批判がないから、政府・東電がアホな選択をし続けるのだ。このままだと、政府・東電に殺されるぞ!
世論が、原発作業者をヒーロー扱いして、彼らが犠牲者になるように仕向けていることに気づけ!

すでに手遅れだが、最初にちゃんとしたリーダーで組織を作るべきだった。グレシャムの法則にもあるが、渦の中の人間は正しい判断ができない。
例えば、東大の中に対策本部をおき、アメリカにリーダーをお願いする。そして、マスコミに登場しているようなチャライ学者でなく、MITとかのまともな学者・研究者を集めて論理的に対策を考える。
実際の作業も、専門的なものと一般的なものに分ける。それによって、専門的な作業には専門の作業員を専従させ、一般的な作業には作業員を増加して対応を考え、作業員の負担軽減を図るべきです。

総理は、「国民一丸となって・・・・」なんてアホなことを繰り返すのではなく、すでにリーダーとしての無能さを露呈したのだから、メンツを捨ててアメリカに対応をお願いすべきだ。

今必要なのは理性的な強いリーダーだ!

ラグビー早明戦 2010 [部活]

2010年の大学ラグビー対抗戦グループ、早明戦。注目していたのは明治。ここ数年、低迷していた明治が、昨年から吉田義人を監督に迎えて再建に着手していたからだ。
残念だが、北島先生が逝去してからの明治はボロボロ。お金が絡んだ問題とかも噴出して専任の監督が不在だったこともあるが、プレー自体の選択と集中が出来ていなかった。それが、吉田が監督に就任してから、北島先生の時代を彷彿とさせる「前へ!」の復活の兆しが見えてきたのだ。
結果は早稲田の勝利だったが、フォワードの復活を見せてくれた良い試合だった。早稲田は、多分早慶戦で負けていたため弱点の修正をしてきて、更に強くなっていたのだ。さすが、早稲田だ。しかし、決して明治が悪かったわけではない。まだ、再建の途中なのだ。

だが、大学選手権準決勝の早明戦は悲惨だった。明治に怪我人続出という不運はあったにしても、明治が悪すぎた。多分、対抗戦の反省からバックスへの展開をやろうとしたのだと思う。確かに、今の早稲田に挑むのなら、それも必要だ。しかし、最大の問題は、不利な状況になった時の対応というかstrategyだ。
怪我人続出、つまりリソースが十分でないときにどうするか。答えはシンプルで、自分たちの一番強いところでの勝負だ。言い換えるなら、明治の選択はフォワード戦に持ち込む選択しか無かったはずだ。
前半、明治は良い感じでバックスに展開したが得点できずに、早稲田に先制トライを許す。しかし、十分に対抗していた。明治が気づかなければいけなかったのは、前半のトライは、モールでの認定トライの意味だ。確かに早稲田のディフェンスはよくやっていた。しかし、ゴールラインを背負って、明治のフォワードが挑んだら、ディフェンスを完璧には出来ないということだ。
後半、明治に怪我人が増えても、明治の攻撃は前半と同じ。フォワードに集中する気配を見せない。そして、早稲田の思うままの攻撃。多分、早稲田にとって、怪我人続出の明治がフォワードに集中しなかったことは、全く脅威ではなかったはずだ。
明治の復活は、苦しくなったときに迷わずにフォワード戦を選択して集中する意思統一にかかっている。

つまり、不利な状況になったときの対応は、自分の得意なパターンで挑むことが重要であることを示唆している。

がんばれ!高校サッカー部 [部活]

2010年、神奈川県高校サッカー新人戦横浜地区予選 http://www.kanagawa-fa.gr.jp/h_school/yokosin2010.htm を見たら、大量失点で負け続けているチームを見つけた。
偶然、会場近くに用があったので見に行ったら、そのチームは7人しかいなかった。だからといって、相手も7人にしてくれるはずはなく、4人足りない状態で試合をしていたのである。

選手一人一人は結構うまいのだが、人数が少なくて相手におされっぱなし。
ここで問題なのは、圧倒的に不利な状態なのに、やっていることは他のチームと同じなこと。
3バックで1トップ、中盤は2人。そして試合展開も他のチームと同じ。つまり、バックの3人は守備で、ボールを持ったら前にパスしておしまい。
これじゃあ、残念だが、勝ち目は無い。

では、どうすべきか?

試合の基本方針を決めることだ。
少なくとも同点(0-0を含む)なら負けはない。更に、相手より1点でも多く得点すると勝ちである。

つまり、1.前半と後半ぎりぎりまで全員で守り、2.後半の最後に全員で攻める と決める。
これが出来たら勝てる。

もし、先に失点したら、その時点で攻撃に集中。守ったところで、負けしかないのだから、攻撃して得点することを選択するのだ!
個人の技量はいいのだから、勝ち目はあるぞ!

参考書 "Management" by Peter F. Drucker [部活]

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」というタイトルの本を見かけました。
その「ドラッカー」が Peter F. Druckerです。
Druckerは、経営関係で有名ですが、基本的に狩猟民族の話なので、80%の日本人サラリーマンや経営者には「猫に小判」。参考にしようにも、農耕民族的組織の事を書いているのではないので異次元の話で、参考にはなりません。
しかし、狩猟民族や、狩猟民族を目指す者には有用です。
もし、興味があるのなら一読をお勧めします。ただし、翻訳本でなく原書。翻訳本は違和感のある難解な日本語の羅列で、内容を理解する前に読むこと自体が苦痛になり、理解することが困難ですから。

どうした?トヨタ 他社に学べ [社会]

過去に、日本的対応をして痛い目に会った企業がある。東芝だ。
90年代に、FDDがある確率でエラーを起こすということで、訴訟アメリカで起こされた。訴えられたのはPCメーカー各社。
そんな可能性だけで損害賠償なんてナンセンスだ!と多くの会社は争ったのだが、東芝は損害賠償に応じた。
訴訟の結果はPCメーカーの勝利。
その後、中国が東芝に、「アメリカで損害賠償に応じて何故中国はそのままなのだ?中国にも賠償金を払え!」と要求してきて、東芝も論拠を失っていたので支払った。

トヨタも、アメリカで制裁金の支払いに応じたら、リコールに対して同様な法律のある国で訴追されるぞ!

どうした?トヨタ 狩猟民族になれ! [社会]

2010年4月17日朝日新聞夕刊に、「トヨタ、制裁金支払いへ」というのがあった。

「制裁金は払う、でも、欠陥隠しは否定する」ってどういうこと?
この対応って、「ヤクザが因縁つけてきたから金を払って納めよう」という、極めて日本的な対応としか思えない。アメリカの運輸省って、金をせびるヤクザと同じか?
この記事だけ見ると、トヨタは筋金入りの大馬鹿野郎だ。
アメリカ運輸省の主張は
欠陥隠し→法律違反→制裁金
という論理だと思う。
欠陥隠しをしていないというのがトヨタの主張なら、制裁金を払う理由はない。
制裁金を払う=法律違反を認める=欠陥隠しをした
ということになることが理解できないのか?
それとも、実際には欠陥隠しをしたけど、とりあえず「やっていない」って言ってみるか・・・ってことか?

世界市場を捨てて、世界の嫌われ者日本のど田舎企業になるつもりが無いのなら徹底抗戦をしろ!
戦う気があるなら優秀な弁護士を雇え。弁護士に心当たりがないのなら、IBMに聞け。70年代から80年代にかけての司法省との独占禁止法違反訴訟を戦い抜いた弁護士事務所を教えもらえ(ひょっとすると社内弁護士かもしれないが)。
いずれにしろ、世界の嫌われ者日本人を捨てないと、世界のマーケットから退場させられるぞ!

チームである理由を考えよう [部活]

通常、一人で一人分の仕事をします。二人分の仕事がある場合は二人で仕事をします。仕事量が増えれば同じように人数が増えていきます。

例えば、サッカーの場合は、ルールが11人だし、11人分の仕事があるので11人集めます。相手も11人なので、人数で優位に立つことはできません。そこで思いつくのが、能力の高い人間を集めれば相手より優位に立てるだろうということです。

会社の場合も似たようなもので、能力の高い人間を数多く集めればビジネスを勝ち抜くことができると、多くの経営者(もどき)は考えています。この場合、人数制限がないのでできるだけ多く集めようとします。景気の悪い今は、企業はお金が無くて際限なく採用とはいきませんが、基本的には能力の高い人間をできるだけ多く集めようとします。大企業といわれる企業をみると、世間で一流といわれる大学出身者が数多くいて、しかもほとんどの人が仕事をしていません。実際に仕事をしているのは一部の人たちです。

農耕民族の考えるチームとは、こういうものです。簡単に言うと、チーム=集団。

しかし、狩猟民族の考えるチームは違います。
一人で1.5人分の仕事をするにはどうするか考えます。二人で3人分、4人分・・・・の仕事をするにはどうするか考えます。基本的に、人間はなまけものです。そのなまけものを、どうやって効率的に使って、最大の効果を上げるかを考えるのがリーダー(経営者)であり、実行するのがチームです。

チームは足し算でなく、掛け算だ!
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